そんなとき、地元である市営スキー場の存続問題を背景に、
「オフシーズンにイベントを開催して、
市に価値をアピールしよう」
という動きが起こりました。
広大な大自然を生かす構想は大きい。
協力者が沢山集まって、皆で話を聞きます。
でも、二言めには、
「その構想は無謀だ!もう少しよく練ったほうがいい」
皆が大反対。袋だたき。
しかし、発案者は一度落ち込むも、
アンパンマンマーチを歌い、
自分自身に言い聞かせながら、負けません。
「愛と勇気だけが友達さ~」
アンパンマンマーチって、
こんな時に役立つのですね。
そうか!形にするしかない!
無形のアイデアをどう紡いで形にしていこう。
期間は夏休みの約1ヶ月半にわたる計画。
大自然を活用していくので、人手も沢山必要で、
予算もないので、協賛も集めなければいけない。
“実現までの中身”がまったく整っておらずこれから。
何を創って、どう集めて、どう開催していくのか。
その“仕組みづくり”を必要としていたとき、
私にお声をかけていただき、
ここに呼ばれてきた意味を察します。
誰にも必要とされていない土地で、
初めて「私がお役に立てる場面」に出会った瞬間でした。
まずはスタートアップは、
私から動いていかないと、
イベントイメージが見える化しないので、
話し合いばかりになってしまい
何も立ち上がらない。
企画書を作り役割分担後、チラシ制作&市報折り込み。
それをもとに、人脈の豊富な有志の皆様が協賛まわり。
新聞掲載バナー制作。
WEBサイトを立ち上げ、
ワークショップの申し込みシステムを構築し、それを連携させる。
ステージ設営をし、プログラムを組む。
FMや新聞社に取材に来て頂く。
イベント終了後、協賛お礼チラシを新聞折り込みにする。
イベントは街の勇者達が一人一人、
得意分野の適材適所で光っていました。
メディアにも取り上げられ、
教育の街づくりの一環としてのスキー場活用を
しっかりとアピール。
最終的には、
市の予算削減の為の廃止リストに載っていた
スキー場を、廃止リストから外すことができ、
本来の目的を達成できました。
皆の力の集大成!
大成功だったのではないでしょうか。
そこからは、私は何者でもない人からは昇格。
何かと地域の皆様が構って下さり、
地域の仕事と県外の仕事の双方が入り続ける状態に。
私はWEB&デザイン制作業者、という形で認知をされ、
地域の人とのつながりも増えていき、
気づくと『地域の住民』になれていました。
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